頭の中は『夏は来ぬ』 ― 2006年05月12日 22時12分
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「卯の花腐し」で『夏は来ぬ』を思い出して以来、私の
頭の中では一日中『夏は来ぬ』が鳴り続けている。せっ
かくだから覚えることにした。しかし、五番まである上に、
明治時代に作られたこの歌は、言葉が難しい。
『夏は来ぬ』 作詞 佐佐木 信綱・作曲 小山 作之助
卯の花の匂う垣根に
ほととぎすはやも来鳴きて
忍び音もらす 夏は来ぬ
五月雨の注ぐ山田に
早乙女が裳裾ぬらして
玉苗植うる 夏は来ぬ
橘の かおるのきばの
窓近く 蛍とびかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ
楝散る川辺の宿の
門遠くくいな声して
夕月涼しき 夏は来ぬ
五月闇 蛍とびかい
くいな鳴き 卯の花さきて
早苗うえわたす 夏は来ぬ
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一番はまあいいとして、二~四番は辞書を片手に。
五番で仰天!一~四番までの言葉を使ってできているの
だと気が付く。こういうのを「巧み」っていうんだね。
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