じゅんちゃんの気まぐれぶり日記

私が髪を切ったことをぶるちゃんにスッパ抜か
れてしまったので、美容院でのヒトコマをご紹介。

背中のまん中ほどまであった髪を耳の下の長さに
切ることになり、美容師さんは「いいの？」と何度も
聞く。彼には長くお世話になっているし同い年でも
あって「いーの、いーの、切っちゃって！」と、やり
とりも楽しい。

「えーっ…じゃあ、うしろ切りま～す！」
「はい、どうぞ」
「ホントに切りますよ？」
「はい」
「ここ、なくなるんですよ？」
「だいじょーぶだからっ！」

ここで、『ローマの休日』の一場面を思い出す。
オードリー・ヘップバーンが町の美容室で長い髪を
ベリーショートにするのに、美容師がなかなか鋏を
入れられないというシーン。

それを言うと、彼も「あ～あのシーンねぇ！」と
ようやくパッパと切ってくれたんだけど、ここでハタと
気付く。「オードリー・ヘップバーンと同じなんて、
図々しいにもほどがあるよねぇ！」と、慌てて言う
私に、彼は必要以上にふきだしながら「そ、そんな」
と、うろたえている様子。お互い笑いをこらえること
ができず、お腹が痛くなるほど笑った。

こんなふうに笑ったのは久しぶり。
頭が軽くなって気分もちょっと変わったかも。
新しい恋でも探すかね…なぁ～んちゃって、である。