福祉事務所の人が来るんだって ― 2006年08月28日 14時23分
弟には知的障害がある。
日常の基本的なことで困ることは少ないが、一人での生活は
難しいだろう。
10月から悪法の呼び声高い障害者自立支援法が完全施行される。
これまで受けてきた支援サービスを今後も利用するために、本人の
障害の程度を確認するのだそうだ。その訪問面接が今日で、その他
お医者さまの意見書も合わせて、彼の障害区分とやらが審査会で
判定されるとのこと。
彼には今日のことを「福祉事務所の人がお話しに来るんだって」と、
一昨日から言ってある。きっと、既にドキドキだろう。緊張のあまり
素っ頓狂なことを言うか、カチコチで「はい・いいえ・いや」ぐらいしか
言えないかのどちらかだろう。私は残念ながら同席できない。
自立を支援する法律という名前だが、血の通わないという感が、どう
しても否めない。なぜにかくも生きづらい世の中が続くのか。
コメント
_ lil'ill ― 2006年08月28日 18時12分
_ じゅん ― 2006年08月29日 21時46分
lil'illさん、どうもありがとうございます。
弟との将来を考えると、実に暗澹たる気持ちになります。
これに限らずなんでもそうだと思いますが、当事者になってみなければ
わからないんですよね。
まさに、「強きを助け、弱きをくじく」と思われてなりません。
面接での弟は、やはりとても緊張していたようですが、
どうにかこうにか受け答えができていたと、
同席した両親が言っていました。
次なる試練(?)は、意見書を書いていただくための、
メンタルクリニックの受診です。
弟との将来を考えると、実に暗澹たる気持ちになります。
これに限らずなんでもそうだと思いますが、当事者になってみなければ
わからないんですよね。
まさに、「強きを助け、弱きをくじく」と思われてなりません。
面接での弟は、やはりとても緊張していたようですが、
どうにかこうにか受け答えができていたと、
同席した両親が言っていました。
次なる試練(?)は、意見書を書いていただくための、
メンタルクリニックの受診です。
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弟さんもさぞ緊張していらっしゃることでしょうね。
『自立支援』法とはまさに名ばかりで、既にいろんな問題が起きているようです。
先日の報道で、わずかな賃金で勤労している障害者の方々が、さらに施設使用料との
名目でお金を支払わなくてはならなくなって...というのもありました。
その厳しさが一見しただけではまったく伝わらないのは、作為的なのでしょうか??
おそらく、本人および家族や、関係者、よほど関心を持つ方など一部を除いて、
多くの方にはぱっと見、『自立を助けるため』の法律だと解釈されて当然かと。
強者のみが幸福という、アメリカの見習いたくない部分を踏襲しているようにも見えます。