お願い、時間よ止まれ… ― 2010年03月18日 17時10分
画像は先週11日にいただいたお昼、天ぷら定食。
いつものように、きれいに完食!
この日、去年秋に亡くなったお茶の先生が遺された
お道具を整理するお手伝いをした。
「ウチあたりのお道具はお稽古用しかないから…」
と、先生はいつもおっしゃっていたけれど、それでも
数にすればかなりだし、茶碗でも掛軸でも、中には
高価なものがいくつもある。
先生のご主人と、お弟子仲間のTさんと私の三人で
朝の9時から夕方までかかっての作業だった。
納骨がまだなので、先生は小さな箱に入ってこの
様子をご覧になっていたはずだ。私とTさんは
「先生、ごめんね…」と何度も言いながら、茶碗や
掛軸の入った箱を検め、差し支えないものは外箱
に品名を書き込んだりした。
事務的とはいえ、悲しいお手伝いだった。
帰り際ご主人が、納骨が済んで区切りが付いたら、
私たちにも思い出にお茶碗を一つずつくださると
約束してくださった。でも、そのときに、果たして
一つに決められるだろうか。あれもこれも欲しいん
じゃなく、どれにも思い出があって「これ」って言えな
い気がする。そしていただいてしまったら、今度こそ
本当に、もう終わりになってしまう。
そんな日は来てほしくない。時間よ止まれ…。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。