じゅんちゃんの気まぐれぶり日記

我が超零細・風前のともしび音楽教室での生徒との会話。
生徒（中３・男子、ピアノ歴5年）が「最近、がんばるのが
楽しくなった｣と、言った。がんばるのが嫌いな私は内心、
え～っ！？と思いながらもこの場は一応指導者であるので、
「そういう時期にたくさんがんばっておくと、うんと上手に
なるよ」と、返事をした。
彼は今月はじめの発表会で、かなりの努力をして大曲を完成
させたのだが、それも励みになったらしい。よかった、よかった。
「先生もがんばったからこうなったんでしょ？」と、ピアノの鍵盤を
指さす。まぁね…とうなずきながら、がんばってこの程度じゃ
ちょっと情けなくない？と、頭の中で自問自答。そこで、正直に
「私はがんばるのは得意じゃないからねぇ…」と、白状した。
「自分じゃがんばってないつもりでも、きっとがんばったんすよ」と、
嬉しいことを言ってくれる。
「そうね、他人から見ればがんばってるように見えたんでしょうけど、
余力を残しておきたいじゃない？」。中学生には難しいかな？と
思いかけたとき、彼は言った「先生、意地張ってない？」。
恐れ入りました！私のいけないところを、彼はすっかりお見通し。
意地っ張りでいいかっこしいのアタシ。