よそ様とは違っても… ― 2010年05月24日 22時40分
アジリティ競技では犬をパートナー、人間を
ハンドラーまたはコンダクターというのだそうだ。
で、指示をコマンドという。
犬を座らせたいときのコマンドは、一般的には
「おすわり」とか「すわれ」が多いけれど、「sit」も
たまに聞かれる。
じゅんミニの場合、過去に鳥猟犬の訓練をして
いた父が昔風に「down」で教えてしまった。
これは、普通なら伏せになると思うんだけど、
まぁ主従の間で通じればいいことなので、なん
でもいいと先生もおっしゃる。
そのバリバリ昔風の父が、「競技会じゃいろんな
駆け引きがあるんだから、自分たちだけに通じる
コマンドで訓練した方がいいぞ」と言う。
どういうこと?と問うと、ヤジとまではいかない
ものの、外野から聞こえてくる声に犬が惑わさ
れるというのだ。そんなのマナー違反じゃないの?
じゅんミニが、駆け引きを要するようなレベルに
あるとは到底思えないので、父の注意は受け流し
ていたのだけれど、ある公式の競技会で私が混乱
しかけたことがあった。
コース中でトンネルに入る場合のコマンドは普通、
「トンネル」か「ハウス」が多い。ミニは「ハウス」で
ある。そのときも私は大声で「ハウス!」と言い、
ミニはトンネルに入った。するとフェンス際にいた
人が「ハウスだってさぁ…」と言ったのが聞こえた
のだ。単純に、その人にとっては「ハウス」が聞き
なれないだけのことだったのだろうが、なんだか
イヤだなぁ…と感じたものだった。
で、父の言うことも一理あるなぁ…と思うように
なった。よそ様とは違っても「我らはこうなの!」と、
信念を持ってコマンドを出すことが大切。
画像は「ついて」のコマンドで私の左側にピッタリ
付いて座る練習をしているところ。
この場合は、普通は「あとへ」が多い。
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