さぁ、みなさんご一緒に~!

炭の火を熾す2008年01月12日 10時46分

十能(じゅうのう)

今日は気温が上がらず寒い一日になるということで、
火鉢を使うことになった。
炭を熾すには十能(じゅうのう)の出番。
ガス台に直接のせちゃう。こうすれば2~3分でご名炭!

「ごめいたん」てね、お茶の稽古で炭をついだときに
火がよく熾ると、先生がそう言ってくださる。
「まぁ~炭がよく熾って、ご名炭ねぇ~~~!」って。

さて、かれこれ7,8年前になろうか、母と私はこれで
かなり危ない目にあったことがある。

お正月だった。母娘で二人で居間のコタツに入り、
編み物をしていた。朝からずっと。午後になって、
なんとなく気分が悪いなぁ…と、コタツにそのまま横に
なった。それでも気分が悪い。気持ち悪いねぇなんて
二人で言いながら、ウツラウツラ…。

どちらからともなく言った「まずいんじゃない?」。
身体が思うように動かなかったけど、必死で掃き出し
まで這っていってサッシを開けた。顔だけ外に出して
しばらく倒れていたらしい。

気がついてからは、すごい頭痛と吐き気で苦しんだ。
救急車を呼べばよかったのだろうけど、そこまで気が
回らなかった。ひたすら寝て、寝て、寝て…。

帰ってきた父にすごい勢いで怒られた。

いやぁ、一酸化中毒というものは苦しいもの。
この方法であちらの世界に旅立とうと計画を立てている人
には、ぜひやめなさいと進言する。