さぁ、みなさんご一緒に~!

やっぱり本業は楽し…。2012年02月25日 22時27分


今日は私の教室の生徒を連れて発表会。
外は冷たい雨だったけど、楽しい会だった。

画像は開演前のステージ。


詳細は↓別冊にて。
http://ameblo.jp/mini-suke/entry-11175468716.html

並外れた努力と熱意2009年11月21日 21時43分

紅茶、大好きよ…♪

保育士になった生徒が、クリスマスの
お遊戯会で子どもたちと歌う曲をレッスンして
ほしいと、何年かぶりでやって来た。
「まだ紅茶がお好きだといいんですけど…」と、
大層な気の遣いようである。

ピアノが大の苦手な保育士さんだが、
それをカバーするのは並外れた努力と熱意。

紅茶は、フレーバードティが三種類。
シナモンのクッキーもセットになっていて、
すてきな巾着に入っていた。
ありがたく、おいしくいただいた。

ネクタイぐらいはずさないか?2008年09月10日 21時29分

ピアノの生徒、と言っても50代の男性だけど、
レッスンに黒服で現れた。お通夜の帰りだったそうだ。

まぁね、上着やズボンは仕方ないにしても、
ネクタイぐらいはずさないか?
それに、清めもしないで入ってきて!
あ、これは習慣のない土地もあるかなぁ?
お通夜やお葬式から帰ったときには、玄関前で
塩をパッパとして、自分を清めてから家に入るの。

もともと、常識知らずな人じゃないかとは思って
いたんだけれど、「やっぱりね…」って感じ。

2007年度のまとめ2008年03月20日 15時04分

音楽教室の発表会というと、そりゃあ大層なイベントになる。
…と、私は思っている。生徒たちには、人前で自分を表現する
ことの色々な意味での『特別さ』を経験してもらいたいから。

例えば、本番まで数ヶ月間にわたる緊張。
例えば、ピンクのフリフリドレスや赤い蝶ネクタイ。
例えば、両親、祖父母、兄弟姉妹そろってのお出かけ。
例えば、会場の拍手を一身に集めること。
例えば、ステージでの成功や失敗。

数えればキリがないけれど、何かに向かって一生懸命に
なった分だけの『特別』を手に入れられることは確か。

今年は諸々の事情により、これを開くことができない。
情けない限りだけれど、今、できることをしようと切り替えた。

今年度のまとめとして、2007年4月から2008年3月にレッスンした
曲の中からひとり3~5曲を自分で選曲して演奏する。
これって、実はけっこう大変だ。合格しちゃった曲はそれっきりに
なっていることが多いからね。
生徒たちはそれでも張り切って、選曲に頭を悩ませている。

当日まで私はいっさい手伝わない。
どうなることやら、とっても楽しみ!

もろびとこぞりて2007年12月24日 15時48分

我が超零細・風前の灯音楽教室の今年のクリスマス
課題は、『もろびとこぞりて』だった。

毎年11月になると、一人一曲ずつクリスマスソングを
レッスンする。これは、子どもたちにお祭り騒ぎでない
クリスマスの意味を知っていてもらいたいのと、一般的な
常識としてクリスマスにまつわる音楽に触れてほしいと
思うから。

多分、私がまだ幼稚園にいくかどうかのころ、家にクリス
マスの絵本があった。そのころのことなので、付録は赤い
ペラペラのソノシート…って言ったって、通じやしない。
で、その赤いペラペラに針を落とす(これも通じない)と、
一曲目が『もろびとこぞりて』だったのだ。なんて素敵な曲
なんだろう!と思ったことを覚えている。
意味もわからず「もぉろびとぉこぞぉりてぇ…♪」と、声を
張り上げたことも覚えている。

歌詞の意味を考えて歌うようになったのは大人になって
から。誰も教えてくれなかったからね…。歌に親しむって
こういうものだとも思うけれど、理屈っぽい私は子ども相手
にも説明せずにはいられない。今はわからなくてもいいの、
大人になったらきっとわかってくれるからさ。

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諸人こぞりて

 1. 諸人こぞりて むかえまつれ
   久しく待ちにし 主は来ませり
   主はきませり 主は 主は きませり

 2. 悪魔のひとやを うちくだきて
   とりこをはなつと 主は来ませり
   主はきませり 主は 主は きませり

 3. この世の闇路を 照らしたもう
   たえなる光の 主は来ませり
   主はきませり 主は 主は きませり

 4. しぼめる心の 花を咲かせ
   めぐみの露おく 主は来ませり
   主はきませり 主は 主は きませり

 5. 平和のきみなる み子をむかえ
   すくいの主とぞ ほめたたえよ
   ほめたたえよ ほめ、ほめたたえよ

                 (賛美歌112番)

KとTの兄弟はどうだったんだろう2007年11月19日 16時59分

Tという元生徒のこと↓
http://mini-suke.asablo.jp/blog/2007/11/18/2444149
http://mini-suke.asablo.jp/blog/2007/11/18/2445534

音楽教室を開設してもうすぐ20年を迎える。
身体を壊すほど根をつめて仕事した時期もあった。
子どもたちを上達させたい一心で、必要以上に厳しく
レッスンした時期もあった。
それで気まずくなってやめてしまった生徒もいるけれど、
多くは音楽好きな大人になってくれているようだ。

KとTの兄弟はどうだったんだろう。
幼少時の二人には、音楽を介して私との関わりとは
どんなものだったのだろうか。

機会があるごとに子どもたちにはこちらの気持ちを伝えてある。
・学校や塾の先生じゃない、親や親戚とも違う、
 ヨソの大人として私を利用するようにということ
・何があっても私は必ず味方でいるということ

たとえ週に一度でも、彼や彼女らを幼児期から思春期ぐらい
まで見守ることができる立場にいることを、私は誇りに思う。
レッスンを離れても、どこかで再会したときに元気な顔を見ら
れれば、それだけで嬉しいのだ。

続・Tという元生徒2007年11月18日 23時17分

昨日の朝8時前、Tの家の前にパトカーが2台、
駅前の派出所のバイクが2台、刑事さんが乗って
きた乗用車が2台、後から白い大きなワゴンが
1台やってきて停まった。カーテンは全部閉まって
いて、警官が3人ほどで家の周りを歩き、刑事さん
らしき人もまた3人で玄関を出入りする。他にも
警察官の姿が幾人も見えて物々しい。

T家の向こう隣の人が「下の子みたいよ…」と言う。
下の子って、Tだ。彼が暴れているらしいって。

そのうちに白い大きなワゴンがT家の玄関前に
ぴったり着けられた。9時半過ぎ、車が動いた。
ワゴンにはTが乗っていたのだろうが、中の様子は
見えない。車列の最後には彼の母親の車が続いた。

Tは今年の夏で21になったはずだ。

中学入学以来、彼の姿を見たのはほんの数回しか
ない。高校は希望通り近くの公立校に入ったらしい。
その後は東京でアパートを借り、専門学校と聞いた。

「暴れているらしい」って、警察の車が何台も来て
2時間近くもかかって、何がどうしたというのだろう。
子どものころのTしか知らない私には、とっても
ショックなことだった。

Tという元生徒2007年11月18日 13時53分


Tと初めて会ったのは、彼が幼稚園の年中組に
なるときだった。小さくて、頭ばかりが異常なほど
大きく見え、アンバランスだな…というのが第一印象。

Tは恥ずかしがり屋で口数が少なく、あいさつも返事も
なかなか上手くはできなかった。でも努力家で、ピアノの
練習も宿題も地道にこなしてきた。何より、とても繊細な
演奏をし、私の好きなタイプの生徒の一人だった。


彼にはKという兄がいた。Kもまた、私の生徒だった。
ふたりは全く違う性格で、仲はあまりよくなかった。
Kは高校受験前までレッスンに来ていたが、彼自身と
しては納得のいく進学ではなかったらしいことを、後に
なって母親から聞いた。

Tが中学生になる直前、母親と二人でレッスンをやめる
あいさつに来た。彼は母親に促されて「ありがとう」とだけ、
やっと言った。母親によれば、兄のKを見ていて、中学では
勉強が大変そうなので、それでピアノをやめると言い出した
ということだった。ピアノが嫌いなわけではないし、私との
相性も悪くはなかったのでとても残念だったが、引き止める
ことはしなかった。
私に丁寧なおじぎをくり返す母親をせかすようにして、彼は
帰ろうと玄関を出た。それなのに、私をふり返りふり返り、
バイバイと手を振り、泣き出しそうな顔で行ってしまった。


「本当に大変かどうか、少し続けてみようよ」と、引き止めて
みればよかったかな…とTを思い出すたびに考えた。

                              つづく

耳の痛いところもあった2007年07月25日 22時18分


音楽をする者として、指導する者として、肝に銘じて
おかなければならないこと満載。

耳の痛いところもあったけどね…。

サッカーのこと②2007年07月22日 15時40分


先週、「今月末のピアノのレッスンは休むよ」と言っていた
Yが、今週になって「やっぱり来るね!」と言う。母親からも
説明のメールが来た。
「サッカーの合宿に行かないことになりました」とのこと。

行かないとCランクに落とされるって言ってたじゃん?と言うと、
みんな行かないから、みんなCランクになって、その中から
次のメンバーが決まるから、行っても行かなくても同じでしょ、
という答え。はぁ、ナルホドね。確か合宿先は大阪ってこと
だった。遠いし費用もかかるもんね。

現在小学5年のYの頭の中には、自分がいつの日にかカシマ
アントラーズで活躍する姿が組み込まれているらしい。
先日も私に「せんせー、カシマスタジアムは遠いかな?」と言う。
せっかくなので「そぉね、フクアリにしてくれる?」と答えると、
「じゃあジェフ戦だね、チケットあげるからさ!」と、ノリノリ。

彼がいくら頑張っても手の届くような世界じゃないだろうけど、
そして多分、彼もそれはわかっているんだろうけど、それでも
なお張り切っていられるものがあるのはいいよね。

ふふふ…ホッペに『Y』とペイントなんかしてスルドを
打ち鳴らし、スタンドで応援の輪に加わる自分の姿は、
想像するに難しくないものだと気付かされたのである。
Yよ、フクアリのスタンドのイイトコね、頼むよっ!