さぁ、みなさんご一緒に~!

音楽としてのお経2013年03月08日 13時14分


『声明(しょうみょう)』 を聴きに行ってみた。

お経の歌…って言っていいんだろうか?
真言宗豊山派の声明というのだそうだ。

よく、歌があまり上手でなかったり、抑揚のない
歌い方をする人を「お経みたい」とからかうことが
あるけれど、それは改めるべき。
このお経の歌は、まさしく音楽だなぁ~と、再認識。

とは言うものの、前半、100人のお坊さんによる
荘厳なお経の歌1時間は長かった、眠かった。
日頃の不信心がバレバレの、バチ当たりである。

いやいや、仏教に興味があってのことじゃなく、
音楽として興味を持ったんで…と、言い訳しちゃう。

20分の休憩後、第二部では二胡・古筝・ピアノの
アンサンブルがあり、こういう楽器が出てくると、
やっぱりホッとする。

その後は太鼓と声明の演奏で、これはもう大迫力。
前半の眠気はどこへやら、太鼓のタテノリリズムと
声明の横の流れがおもしろい。

それから、お坊さんたちの袈裟や衣にも興味津々。
色とりどりで、とっても華やか。
みんな同じに見える袈裟の形も、実は種類があるという。
「どうせ聞くならきれいな音を、どうせ見るならきれいなものを」
というのが真言宗の教えの中にあるそうで、その
色とりどりの袈裟や衣も、見る楽しみというところだった。

非日常に触れた2時間半だった。