さぁ、みなさんご一緒に~!

PCはどうかなぁ…?2008年07月08日 10時19分


先日、子どものころ仲良しだったSちゃんのママが
「じゅんちゃんにお願いが…」と、訪ねてきてくれた。

「パソコンを教えてくれないかしらぁ~」と言う。
教えるっていってもねぇ、資格があるわけでもなし、
ほとんど我流だし、教室で正式に教わった方が
いいんじゃない?と一応断わったんだけど、
彼女が言うには「文字入力をしたいのよ」との
ことなので、まずはちょっとお手紙程度まで…って
いうことで、引き受けた。

で、その記念すべき第一回が今日、これから
なのである。私がSちゃん宅に伺う約束。

エレクトーンやピアノのことなら上手に教えられるんだ
けど、PCはどうかなぁ…?未知数の経験。

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さて、その友人のSちゃんである。
彼女がこちらに越してきたのは、小学3年だった。
自分の両親を「パパ、ママ」と呼ぶのは、私たちの
年代では、まだ珍しかったころだ。そのため、今でも
私は「Sちゃんのパパ、Sちゃんのママ」と言ってしまう。

Sちゃんは勉強がよくできた。絵も書道も上手だった。
当たり前だけど、私とは色んなところでだんだんと
差が開いて、彼女は県でも最難関といわれる高校に
進学し、都内の有名女子大へと進み、大手印刷会社の
研究室に就職した。その後、カナダやイタリアで日本語
教師をしたという話も聞いた。でも、そういうはた目には
華やかな生活をあっさりと返上し、ヨメにいっちゃったの
である。で、今はコドモ二人の立派なママだ。

いつだったか、Sちゃんが私のコンサートに来てくれたとき
傍らの女の子の肩を抱いて、「ピアノを習わせているの」
と言った。Sちゃんによく似た、聡明そうな目をしている。
「ピアノを弾いていたじゅんちゃんが憧れだったのよ」と、
Sちゃんに思いもよらないことを言われてちょっとドキッ
としたけれど、嬉しく素直に「ありがとう」と言った。

子ども時代には、やっぱり何か「これ」っていうものが
あるといいのだなぁ…と、思うのである。
自信とまではいかなくても、自分を支える何かには
必ずなってくれる。