奥様に花束を… ― 2007年03月11日 15時35分
バイト先の管理職氏が今月末で退職するという。
今日は彼の送別会だった。定年を待たずしての決断。
50代前半で配偶者に先立たれ、毎日の激務に加えて
自分の両親の介護も深刻な状態、子どもも未成年…と
なれば、仕方のない選択ではある。
でも、いつもアイディアとエネルギーにあふれる人だ。
ユーモアのセンスも悪くない。
スピーチで「女房も死んだし、車にはね、ロープが
積んであるんだよ。いつだっていいと思って…」と、
言った。冗談めいた口調ではあったけれど、笑えない
話だ。そのロープを初めて車に積み込んだ日、彼は
一体どんな思いだったろう。
記念品に加えて、彼には不似合いな、ピンクにあふれた
花束が渡された。代表者が「奥様に…」と言うと、彼の目は
みるみる赤くなった。
今日は彼の送別会だった。定年を待たずしての決断。
50代前半で配偶者に先立たれ、毎日の激務に加えて
自分の両親の介護も深刻な状態、子どもも未成年…と
なれば、仕方のない選択ではある。
でも、いつもアイディアとエネルギーにあふれる人だ。
ユーモアのセンスも悪くない。
スピーチで「女房も死んだし、車にはね、ロープが
積んであるんだよ。いつだっていいと思って…」と、
言った。冗談めいた口調ではあったけれど、笑えない
話だ。そのロープを初めて車に積み込んだ日、彼は
一体どんな思いだったろう。
記念品に加えて、彼には不似合いな、ピンクにあふれた
花束が渡された。代表者が「奥様に…」と言うと、彼の目は
みるみる赤くなった。
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